冬の華・サザンカ 豆知識

. サザンカ群 カンツバキ群 ハルサザンカ群 ツバキ(比較)


朝日鶴、雪山、東雲、丁子車 重ね扇、朝倉、日の出冨士 讃岐、鎌倉絞、小鼓、舟木紅 .


秋から冬にかけては、一重か二重の花を咲かせます。大輪花も多く、また「江戸サザンカ」の代表的なものも、この品種群の仲間です。生態、形態的には、サザンカの自生種に近いグループで、樹形も自生種に似て、多くは立性です。「肥後サザンカ」もこの仲間です。 中部地方に古木が多い、「獅子頭」(関東では「寒椿」と呼ばれます)がもとになって作られたもので、真冬に、八重や獅子咲きなどで華やかな花を咲かせます。樹形は立ちあがらずに横張りのものが多く、枝葉が密生して、仕立てやすいものが多いようです。 サザンカとヤブツバキの自然交雑で生まれたと考えられています。その名前が示すように開花期が遅く、初冬から春にかけて、一重か八重、千重咲きまで、多様な花を咲かせます。  .


10〜12月 11〜3月 12〜4月 10〜5月

白〜紅、ぼかし(白が基本) 白〜紅、まれにふち紅ぼかし 白〜紅、縦絞り、ふち紅ぼかし 白〜紅、縦絞り(紅が基本)

小〜大輪 小〜中輪 小〜大輪 小〜巨大輪

一重〜半八重咲き 八重〜獅子咲き 一重〜千重咲き 一重〜千重咲

殆ど無〜強まで 殆ど無



小〜中 小〜中 大〜極大

多くは立性 多くは横張性 立性〜横張性 立性〜横張性
国立歴史民俗博物館・作成資料

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